1/13(金) フュージョン 特集


そもそもスイング時代(1920年代〜1940年代)は、大衆的なダンスミュージックだったはずなのに、いつからか眉間にシワを寄せ、頭で聞く音楽となったジャズ。モダンジャズ低迷期には、極一部の大人だけが聴く音楽となってしまった。
1960年代後半、ウェスモンゴメリーは、ポップスやロックの曲を取り上げ、世界的ヒットを記録する。これが、ある意味、モダンジャズの呪縛からの解放であり、のちのクロスオーバー/フュージョンの先駆けであり、「ジャズ黄金時代」の始まりだった。
時を同じくしてラリーコリエルやジョンマクラフリンが、ロックと出会い、ジミヘンと出会い、クラプトンと出会い、他流セッションを重ねたことによって、新たな化学反応が生まれていく。これが、あのマイルスデイビスを突き動かし、ジャズの歴史を変えた。
その変化は、逆にロックの世界も動かし、相乗効果を生んだ。ジャズに接近したジェフベックやサンタナのインスト作品が世界的大ヒットを記録し、それに続けとばかりに、ジャズギタリストたちのアルバムも世界的ヒットを連発する。まさにギターがジャズの主役になった時代、これがクロスオーバー全盛期、のちのフュージョンである。
元々ジャズ創世記は、様々な音楽要素が、混じり合い融合(クロスオーバー&フュージョン)して生まれた音楽なのだから、これこそが本当の意味で、原点回帰という見方もできるだろうか。かつてジャズは、スイング時代にも大衆化された時期もあったが、もはや、その比ではない。それを遥か上回る勢いで、ジャズは世界を飲み込んでいく。
それまでジャズとは無縁だった、ロックファン、ギター少年、そして女性ファンをも虜にし、過去最大にジャズのファン層の幅も広がった。ジャズが最も商業的成功を収めた時代。これが、まさしく「ジャズ黄金時代」すなわち「フュージョンの時代」である。後にも先にも、これほどジャズが熱かった時代はないだろう。

…ということで、
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