Baden Powell / Saudade [Philips / 870 005 BFY]

■オランダ盤。
■盤質：B／薄い擦り傷や焼け少々あり、静音部で多少チリパチ出ます。
■ジャケット：B／擦れ汚れあるが抜け裂け割れ無し。

本作は、オランダ独自ジャケット仕様の1968年発表作品。1961年スタジオ録音のブラジルPhilipsレーベルに残した2ndアルバム「Um ViolAo Na Madrugada」とほぼ同内容だが、3曲「Estrelita」「Na Baixa Do Sapateiro」「Amor Sincopado」のみ1stアルバム「Apresentando」から差し替えられている。基本的にギター、ベース、ドラム、パーカッションの小編成コンボに、曲によってソロギター、歌やフルートが加わる楽曲もある。Festival盤のVOL.5では歌入りで披露していたが本作ではギターインストでの「Do Jeito Que A Gente Quer」、サックスとの絡みが良いJカスカータ作「Minha Palhoça」、歯切れの良いフィンガリングが最高のジャズボッサ「Luz Negra」、ジャジーな単音ソロが素晴らしい「Improviso Em Bossa Nova」、コーラスが楽しい「Lição De Baião」、イパネマにも通じるボサノバ・インスト「Prelúdio Ao Coração」、パーカッションとフルートがクールなアフロボッサ「Dum... Dum... Dum... Dum...」、絶品のバラード「Linda」、そして彼の真骨頂である極上ソロギター名演「Fluido De Saudade」や「Insônia」等収録。
いずれにしてもオリジナルは希少のため今や入手困難。本アルバムは編集盤だが、当時の1968年盤らしく音も太く音質も良いので、バーデンパウエルの初期音源が聴けるだけでなく、当時盤の音で体感できるのは、やはりアナログファンにはオススメ。

A1 Luz Negra
A2 Insônia
A3 Lição De Baião
A4 Na Baixa Do Sapateiro
A5 Preludio Ao Coração
A6 Amor Sincopado
B1 Estrellita
B2 Fluido De Saudade
B3 Do Jeito Que A Gente Quer
B4 Linda
B5 Improviso Em Bossa Nova
B6 Dona Baratinha