King Crimson / Red [Atlantic / SD 18110]

ギター好きが選ぶ「歴史上最も偉大なギタリスト」の第24位に選出された、イギリスを代表するプログレッシヴロックバンド、キングクリムゾンのギタリスト兼リーダー、ロバートフリップ。ジャズやクラシックからの影響も強く、緻密で計算された理論的かつテクニカルな演奏スタイル。1日8時間〜12時間の練習を欠かさなかったというストイックな姿勢の通り、正確無比なピッキングやフィンガリング、複雑な変拍子を駆使した、まるでマシーンのようなプレイが特徴のロック界きっての完璧主義者。
本作は、そのキングクリムゾンの通算8作目となる1974年発表作品。ハードロック的なへヴィなギターリフとホーンやパーカッションが融合した独特のサウンド。もっともジャズに意識し近づいた、スリリングなインプロヴィゼーションを聴かせる、ダークかつ重圧な美しさが混じり合う圧倒的傑作。

A1 Red
A2 Fallen Angel
A3 One More Red Nightmare
B1 Providence
B2 Starless

Alto Saxophone – Ian McDonald
Bass, Vocals – John Wetton
Cornet – Marc Charig
Cover – John Gosh
Guitar, Mellotron – Robert Fripp
Oboe – Robin Miller
Percussion – William Bruford
Producer – King Crimson
Soprano Saxophone – Mel Collins
Violin – David Cross