4/1(金) オールドスタイル JAZZ 特集 ~ ジャズの起源 EPISODE 1


ジャズの起源は、西洋音楽とアフリカ音楽の融合で生まれたとされる説もあるが、実は、アフリカ音楽の要素は薄く、フランス民族音楽が、そのままジャズのルーツではないか、というシンプルな説も考えられる。その理由に、ジャズの発祥地ニューオーリンズは、かつてフランスの植民地であったこと、ジャズ初録音の演奏が、フランス民族音楽(ケイジャン、シャンソン、ミュゼット、ロマ、ジプシー等)に近似していること、ジャズ創世記から活躍するサッチモのスキャットはフランス語っぽい?こと(笑)、そして何より「クレオール」の存在が大きい。彼らがフランス民族音楽を演奏し、徐々に多様な人種や文化が混じり合い、変化していった、という見方が濃厚だろうか。
ヨーロッパ諸国では、1960年代中期までリーダー作を残したジャズギタリストは、ほぼ皆無に等しいが、しかしフランス(フランス語圏)は例外だった。1920年代からジャンゴラインハルトをはじめ、数多くの超絶ギタリストが存在していたように、フランスだけが不自然なほどジャズの歴史が突出していたこと。このことも、説の真実味を増すのではないだろうか。1939年に現れるジャズギターの開祖チャーリークリスチャンも、ジャンゴから影響を受けていることは、クリスチャンの継承者メアリーオズボーンが証言している。ジャズギターの歴史を知る上でも決して無視できない事実である。

…ということで、
ジャズ誕生から100年以上たった現在、おおよそ1970年を軸に、前後半に分けて考えても面白いのではないか、ということで、今回は前編にあたる「ジャズの起源 ~ EPISODE 1」と題して「オールドスタイルJAZZ特集」を開催中です!
ギターをソロ楽器として確立したジャンゴラインハルトをはじめとする「ジプシースイング」、その後に現れた「ビバップ」の代表格チャーリークリスチャン、まだギターという楽器が影の薄い時代だった「モダンジャズ」、ギターがポピュラー楽器として世界に広まった「イージーリスニング」等など、ジャズ史とともに、ギター音楽の歴史を紐解くのも面白いのではないでしょうか。

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